心がふるえました…

書店でふと手に取った本、ツナグ (新潮文庫)を読みました。

(そういえば、松坂桃李くん出演で、映画が公開されるんだぁ)と、何気に思いつつ。


「死んだ人間と生きた人間を会わせる窓口。僕が使者(ツナグ)です」(11頁)


こんな内容の作品とは思ってもいませんでした。


胸の奥をぐぐっとえぐられるような内容で、もの凄くよかった…。


辻村深月さん、すごい。


今をもっと大切に、真摯に、生きたいと思わずにはいられなくなりました。


久しぶりの小説。やっぱり読書っていいですね。もっともっと本を読みたくなっちゃいました。


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テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学

試練の与えてくれるもの

崇君はスポーツ万能で、頭も顔もよく、おしゃべりも上手い。

面白くて、男女共に人気があって、お金持ちで、都会育ちで

唯一の欠点は、身体が少し硬いところくらい。


こんな人も世の中にはいるんだなぁと、昌世は思う。

彼を嫌いって言う人を昌世は知らない。

限りなく完璧に近い、みんなに愛される人に思えていた。


やがて崇君は、有名私立中学に入学した。

昌世は公立中学だったから、卒業後は崇君に会わなくなった。


その後、ふと、風の便りに、崇君のご両親が

病気で亡くなったことを知った。


崇君と弟は、別々の親戚に

引き取られることになったということも…。


いつも笑顔で明るい、崇君の顔が目に浮かび

昌世は目頭を熱くした。

連絡先は、わからない。

昌世は、彼に連絡する術を知らない。

彼の人生を、遠くから、そっと応援するしかできない。


ただ、思うのは

彼なら、きっと乗り越えられるっていうこと。

 


二十年後、昌世は、偶然、崇君に逢った。


すぐに彼だとわかった。

彼は、あの後、猛勉強して、外科医になっていた。

奥さんと子供たちと、幸せな家庭を築いていた。
 

昌世の祈りは、届いていた。

というよりもむしろ、彼は、彼自身の力で

人生に立ち向かい、人生を切り開いてきたのだ。


昌世の胸の奥に、小さな灯りがともった気がした。




テーマ:エッセイ・散文 - ジャンル:小説・文学

3.今、生きている

昌世は、一人っ子だった。

「昌世ちゃん、弟か妹がほしい?」

あるとき、母に聞かれた。


「別にいらない」

とっさに、何気なく、そう答えた。


そして、昌世は、ずっと一人っ子だ。


(もしもあのとき、「きょうだいがほしい」と答えていたら…)

あとになって、すごく後悔している。


弟か妹がほしかった、という気持ちもある。


けれども、それ以上に

自分のせいで

『この世に生まれたかもしれない一人の人間』が生まれなかった

という自責の念が強い。


何気ない一言で、一人の人間の生命が

左右されてしまった。



昌世は、時折、ひざまずき

心から何かに詫びたいような気持ちになる。 

テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

前向きでいたいから

「おとなしいねえ、昌世ちゃんは」

いつも、そう言われ続けてきた。

批判しているわけではないと、わかってはいても

褒められているとも思えなかった。


「おとなしい」は、「内気」であり、「内向的」であって

「無口」で「社交的でない」と同じに思えた。


本当は、話したいことがいっぱいある。

本当は、内に秘めた熱い情熱がある。

そう、声を大にして言いたい気持ちがこみ上げてくる。


でも、そんなことを人に話しても

仕方がないとわかっていたから

何も言わず、にこにこするばかりだった。


心の中は他の人にはわからない。

ちゃんと言葉にしなければ、なかなか分かってもらえない。

声に出したところで、真意は伝わりにくい。


結局、誰になんと言われようと、自分は自分らしくいよう。

それでいいと思うようになった。


私は、私。世界でたった一人の、昌世。




テーマ:芸術・心・癒し - ジャンル:学問・文化・芸術

憧れの麒麟像

珍しく二カ月連続で旅をしました(#^_^#)

どちらも東京。親戚の結婚式と足もみの勉強…。


そんな私が、秘かに逢いたいと思っていたのが、

日本橋の麒麟像。


東野圭吾さんファンの私。


小説『麒麟の翼』が超好きで、

192ページ以降は、何度も読み返した程。


映画で麒麟像を見て、箱根駅伝(TV)でも麒麟像を見て、

ずっと逢いたいと恋焦がれていました(笑)。



8月の旅では、ちらっとタクシーの窓から見えた程度。

それはそれで嬉しかった!(*´ェ`*)ポッ


でも、やっぱりちゃんと見たくて、9月の旅では

そばまで行ってきました。


東京の人からすると、なんてことない場所かもしれないけれど、

感動の対面(( ≧▽≦))ノ゙ ♪ 


他にも写真を撮ってる人がいて、思わず声をかけたくなったけど、

一人、しみじみしてました。。。


ちいさな幸せ。d(*^v^*)b


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9月の旅は、「道をきく人」になっちゃってました。
(〃ノωノ)

テーマ:旅先での風景 - ジャンル:旅行

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佐伯真依(Mai Saiki)

Author:佐伯真依(Mai Saiki)
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