役に立つものって…
大学生の頃、英米文学を専攻していました。
その時、イギリス文学、中でもテニスンを研究しておられる先生がいらしたのですが、その先生がおっしゃっていたことで、今も心に残っていることがあります。
「医学とか教育学とかは、生活に直接関わってくる学問だから、実際に役立つことだとみんな知っている。けれども、文学なんて、実際の生活において役に立っているかどうか、わからないという人もいる。
でもね、本当に役に立つもの、必要なものとは、こういうものなんです。一見何の役にも立っていないように思えるかもしれない、こういうものこそ、本当は一番必要なのです。」
今でも、ふとこの言葉を思い出すことがあります。
こんな自分が一体世の中の役に立っているのだろうか、そう自問自答せずにはいられないとき、この言葉は、あの先生の姿と共に、心の奥にあたたかく沁みいります。こんな私でも、生きていていいんだよと、優しく語りかけてくれるような気がします。
私をそっと支えてくれている、大切な宝物みたいな言葉かもしれません。
その時、イギリス文学、中でもテニスンを研究しておられる先生がいらしたのですが、その先生がおっしゃっていたことで、今も心に残っていることがあります。
「医学とか教育学とかは、生活に直接関わってくる学問だから、実際に役立つことだとみんな知っている。けれども、文学なんて、実際の生活において役に立っているかどうか、わからないという人もいる。
でもね、本当に役に立つもの、必要なものとは、こういうものなんです。一見何の役にも立っていないように思えるかもしれない、こういうものこそ、本当は一番必要なのです。」
今でも、ふとこの言葉を思い出すことがあります。
こんな自分が一体世の中の役に立っているのだろうか、そう自問自答せずにはいられないとき、この言葉は、あの先生の姿と共に、心の奥にあたたかく沁みいります。こんな私でも、生きていていいんだよと、優しく語りかけてくれるような気がします。
私をそっと支えてくれている、大切な宝物みたいな言葉かもしれません。